株式会社と合同会社の違いとは?メリット・デメリットの比較

Q:合同会社(LLC)と株式会社の違い(メリット・デメリット)について教えてください。

合同会社と株式会社の違いとは?

合同会社と株式会社のメリットデメリットを比較いたします♪

株式会社は、多額の資本金を出した株主が、社長になって会社を運営するといった「お金(出資額)が中心の会社」です。

一方新会社法の施行により設立が可能となった合同会社は、「人の能力が中心の会社」とも呼ばれ、お金よりも人の能力に重点を置いて配当設定を自由におこなえるのが大きな特徴です。

この「意思決定方法や利益の分配が自由に決められるか」がLLC(合同会社)と株式会社の決定的な違いになります。

例えば・・・A、B二人の人で3:7で出資して会社を作った場合、

株式会社ですと1,000万円の利益が上がれば自動的に二人の取り分は

Aさん 300万円 Bさん 700万円 という 3:7の割合で分けられます。

また、会社の方向性などの議決権においても、沢山出資しているBさんの意見が全て通ってしまうことになります。

これが株式会社の大きな特徴、「お金を出した人が一番力を持てる!」になります。

一方、合同会社の場合は、Aさんは出資金額が少ないものの、会社経営に不可欠なノウハウや技術を提供する場合、

「お金は出せないけどノウハウは出すので利益は折半にしませんか?」とBさんに持ちかけ、あらかじめ定款に記載しておくことによって、議決権や利益の取り分を出資金にとらわれない自由な配分に決めることが「できる」んです♪

合同会社の特徴その1(メリット) 設立費用が安い

設立法定費用

「合同会社」は登録免許税6万円、印紙税4万円の合わせて10万円。

「株式会社」は登録免許税15万円、印紙税4万円、定款認証費用5万円の合わせて最低でも約24万円の費用。

定款の印紙代に関しては、電子定款対応事務所に依頼すれば、株式会社、合同会社共に印紙税4万円はかかりません。ただし報酬等の別途費用もかかります。)

合同会社の特徴その2(メリット) 設立後の手続きが簡単

設立後の手続き:

「株式会社」の場合、決算公告が義務付けられています。

 株式譲渡制限会社の機関として、最低でも株主総会と取締役(任期は最長10年)を設ける必要があります。(定款への記載が必要)。

「合同会社(LLC)」や「LLP」の場合、決算公告の義務や取締役の任期はありません。

【合同会社の特徴その3(デメリット) 未だ余り認知されていない・・・

欧米では、LLC(合同会社)は当たり前の存在ですけれども日本では始まったばかりの制度です。

当然一般の方の認知度もまだ低いものとなっています。

例えば、株式会社の略号といえば㈱ですけれども(PCの変換でもすぐ出てきます)合同会社の略号(同)というのをみてもほとんどの人は「????」となってしまいます。。

ですので現時点では、「出資の割合と違う利益の配分をしたい」「とにかく法人格だったら何でもいい(介護事業を始めたいお医者さんなども多いです)」「いずれ株式会社に組織変更すればいいからひとまず初期費用を抑えたい」といったお客様が当事務所では多いように感じます。

一般の方に浸透するまでは株式会社の信用力をとるのかといった観点で法人形態を考えるのも大切なポイントです。

■ まとめ ■

 設立費用も株式会社に比べれば安価で、一番のデメリットは株式会社に比べて認知度が低くブランド構築には現時点ではやや不利といえます。

 社内ベンチャー、あるいはとにかく安い費用で法人格だけが欲しい場合などには最適ではないでしょうか?

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カテゴリー:株式会社設立の基礎知識

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